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スペイン語オンラインを安く続ける方法|実質費用の比べ方と講師選び

公開 /執筆 マリアナ(スペイン語・日本語バイリンガル講師)

「スペイン語のオンラインレッスンを、できるだけ安く受けたい」。そう思って料金を比べ始めると、「1回◯円」「月◯円〜」「1レッスン◯ドル」と表示の仕方がばらばらで、どれが本当に安いのか分からなくなりがちです。

この記事では、**レッスン時間・入会金・月会費・教材費まで含めた「実質の費用」**の考え方と、25分あたり・月4回あたりにそろえた比較、安くて良い講師の探し方、予算別の組み立て方を紹介します。料金は2026年10月23日に各公式サイトで確認した内容で、確認できなかった数字は書いていません。

書いているのは、ペルー出身で東京に住んで26年になる、スペイン語と日本語のバイリンガル講師のマリアナです。日本語話者にスペイン語を、スペイン語話者に日本語を教えています。教える側から見た「安くても伸びる受け方」をお伝えします。

結論を先にまとめると、次のとおりです。

  • 比べるのは「1回の料金」ではなく、「25分あたりの費用」と「月の総額」
  • とにかく費用を抑えたいなら、講師が自分で料金を決めるマーケットプレイス型(italki・Preply)。体験レッスンで講師を比べ、単発で相性を確かめてからまとめ買いする
  • 日本語で質問しながら決まったペースで進めたいなら、スクール型を少ない回数から(例:ECCオンラインレッスンの月2回プラン)
  • どの予算でも、文法や単語は独学で入れて、レッスンは「話す時間」に使うのがいちばんの節約

各サービスの特徴をくわしく比べたい人は、スペイン語オンラインレッスンおすすめ比較を読んでください。この記事は「安く・続ける」ことに絞ります。

「安い」は1回の料金ではなく「実質の費用」で比べる

料金表を見るときは、次の5つをそろえて確認します。

  1. レッスン料:1回いくらか、月いくらで何回受けられるか
  2. 1回のレッスン時間:18分、25分、30分、50分、60分など、サービスによって大きく違います
  3. 入会金:最初に1回だけかかる費用
  4. 月会費:レッスン料とは別に毎月かかる費用
  5. 教材費:テキスト代や、教材を使うための有料オプション

マーケットプレイス型の場合は、これに決済手数料や税金が加わります。italkiは米ドル建てなので、カード会社などの為替手数料がかかることもあります。

そのうえで、次の式で「25分あたり」にそろえると、時間の違うレッスンを同じものさしで比べられます。

  • 25分あたりの費用 = 月の総額 ÷(1か月の合計レッスン時間〔分〕÷ 25)
  • 入会金など最初だけかかる費用は、続ける予定の月数で割って月の総額に足す

たとえば(計算の例として)入会金12,000円のサービスを1年続けるなら毎月1,000円、3か月でやめるなら毎月4,000円の上乗せです。

もう1つ見落としやすいのが請求の周期です。Preplyの定期プランは「月ごと」ではなく28日ごとに請求されます。1年は28日の約13倍なので、1年間に請求されるのは12回ではなく13回前後になります。

講師の立場から付け加えると、短いレッスンほど、あいさつや接続確認の数分の比重が大きくなります。18分のうち3分が音声チェックに消えれば、話せるのは15分ほどです。「安い1回」より「話せる時間あたり」で考えるほうが、お金を無駄にしません。

同じ条件にそろえた比較表(2026年10月時点)

主なサービスを、上の考え方で並べました。料金は2026年10月23日に各公式サイトで確認した内容です。キャンペーンや改定で変わることがあるので、申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。

サービス1回の時間料金(2026年10月時点)入会金・月会費・教材費25分あたりの目安月4回受けた場合
italki60分はすべての講師。30/45/90分は講師による講師が設定。1レッスンあたりプロ講師10〜120米ドル、コミュニティチューター5〜120米ドル受けた分だけ支払う(月謝制ではない)。購入時に決済手数料講師の価格 ÷(分数÷25)で計算講師の価格×4回+決済手数料
Preply50分が基本。定期プランでは25分に分けることもできる講師が設定。日本語の講師一覧では価格の絞り込みが¥400〜¥7,800+の範囲「利用料ではなくレッスンに支払う」仕組み。決済手数料と税金が別途50分の価格の半分最少プランは50分×4回(25分なら8回)を28日ごと+手数料・税
ECCオンラインレッスン25分月2回プラン8,360円(税込)。3回目からは1回4,180円で追加(月7回まで)入会金・教材費・システム登録料は0円。テキストオプション(月990円)は任意4,180円16,720円(月2回プラン+追加2回)
NOVA(新・お茶の間留学)18分が基本(40分も選べる)スペイン語は月10,500円(税込11,550円)〜別途、月会費・教材費(金額は公式サイトで確認できず)月会費・教材費が公式サイトで確認できないため算出していません月会費・教材費が公式サイトで確認できないため算出していません

※italkiの25分あたりの目安は、たとえば30分10米ドルの講師なら「10 ÷(30÷25)=約8.3米ドル」です(計算の例)。 ※NOVAはスペイン語の回数ごとの料金と、月会費・教材費の金額を公式サイトで確認できなかったため、同じ条件での計算から外しました。体験レッスンや資料請求で総額を確認してください。

マーケットプレイス型は講師しだいで25分あたりの費用を下げられる一方、金額は自分で計算しないと見えません。 スクール型は1回あたりは高めでも、ECCなら日本語で説明できるバイリンガル講師や予習コンテンツがセットで、総額が分かりやすいのが利点です。

マーケットプレイス型で「安くて良い講師」を探すコツ(講師目線)

ここからは、italkiとPreplyで、費用を抑えながら自分に合う講師を見つける方法を、教える側の視点でまとめます。

プロ講師とコミュニティチューターは「目的」で使い分ける

italkiの講師は、プロ講師とコミュニティチューターの2種類に分かれています。公式ヘルプ(2026年10月時点)によると、違いは次のとおりです。

プロ講師コミュニティチューター
登録の条件教育者としての訓練や指導経験を示す書類を提出書類の条件なし。会話練習を中心に提供
1レッスンの価格の範囲10〜120米ドル5〜120米ドル
出せるレッスンの種類一般・会話練習・ビジネス・試験対策・子ども向け同じ

価格の下限はコミュニティチューターのほうが低いので、「安い講師」を探すと自然とコミュニティチューターが多く並びます。ただ、講師の立場から言うと、**選ぶ基準は肩書きより「自分が今、何を必要としているか」**です。

  • 文法の土台がまだない入門者:説明の順番や教材を用意してくれる講師が向いています。プロ講師、または日本語で説明できる講師から始めると遠回りになりにくいです
  • 基礎はあり、とにかく話す量を増やしたい人:会話練習が中心のコミュニティチューターは、費用を抑えながら回数を増やすのに向いています
  • 両方ほしい人:月2回はプロ講師で文法の疑問を解消し、残りはコミュニティチューターと会話練習、という分け方もできます

肩書きにかかわらず相性はあります。プロフィールや紹介動画の見方はitalkiのスペイン語講師の選び方でくわしく解説しています。

体験レッスンは「タイプの違う講師」を比べるために使う

体験レッスンのルールは、サービスごとに違います(いずれも2026年10月時点の公式ヘルプ)。

  • italki:講師が初めての生徒向けに通常より低い価格で出すレッスン。3回まで、それぞれ別の講師と受けられます。体験レッスンを出していない講師もいます。満足できなかった場合の保証は、体験レッスン2回まで
  • Preply:有料で、講師1人につき1回、25分か50分を選べます。体験の講師が合わなかったときは、アカウントごとに合計2回まで、別の講師の体験レッスンを無料で受け直せます

回数が限られているので、「プロ講師」「日本語が話せる講師」「コミュニティチューター」のようにタイプを変えて比べるのがおすすめです。体験の価格は通常より低いので、通常レッスンの価格と長さ、パッケージの有無も必ず確認し、続けたときの費用は通常価格で計算しましょう。

体験レッスンで使える一言です。

  • ¿Cuánto cuesta una clase normal de treinta minutos?(通常の30分のレッスンはいくらですか?)
  • ¿Tiene paquetes de cinco clases?(5回のパッケージはありますか?)

パッケージ・定期プランは「続くと分かってから」

まとめ買いは割安になる一方で、途中でやめると割引が消えたり、使わなかった分が失効したりする仕組みがあります。

  • italkiのパッケージ:講師が作る5回・10回・20回などのまとめ買いで、多くは単発より割引されています。有効期限は6か月で、予約が成立したあとは講師とレッスンの長さを変えられません。生徒の都合で途中終了すると、受けた分は単発レッスンの価格で計算されます
  • Preplyの定期プラン:28日ごとに決まった回数分が自動で請求され、更新日までに予約しなかったレッスンは失効します。回数やレッスンの長さはいつでも変更でき、更新の一時停止(1サイクルに1回、最大20日)や解約(次の請求日の1日前まで)もできます

いちばん安全なのは、体験のあと単発で2〜3回受け、相性と生活リズムを確かめてからまとめ買いすることです。Preplyなら、最初は最少の4回プランにして、毎週の予約が無理なくできると分かってから回数を増やしましょう。

時間帯をずらすと、候補の講師が広がる

マーケットプレイスの講師は世界中に住んでいます。日本との時差を考えると、受けやすい講師の地域が見えてきます。

  • 日本の夜(20時ごろ):スペインは昼ごろ、メキシコやペルーは早朝
  • 日本の朝(7時ごろ):メキシコやペルーは前日の夕方

朝に受けられる人は、中南米の講師の夕方と重なります。講師の側から見ても、自分の生活時間に合う枠は長く続けやすいので、定期的な予約が取りやすくなります。講師の居住国は出身国と違うこともあるので、空き時間はプロフィールのカレンダーで確認してください。

  • ¿Tiene horarios disponibles por la mañana, hora de Japón?(日本時間の朝に空いている時間はありますか?)

安さ優先で失敗しやすい6つのパターン

教える側から見て、「安く始めたのに、結局お金がかかった」「続かなかった」となりやすいのは、次のようなケースです。

  1. 1回の金額だけで短いレッスンを選ぶ:あいさつと接続確認で数分が消え、話せる時間がほとんど残らない
  2. 毎回ちがう安い講師を予約する:毎回自己紹介とレベル確認から始まり、内容が積み上がらない
  3. 最初から大きなパッケージや回数の多いプランを買う:生活に合わず、失効や単発価格での精算になる
  4. 準備なしで「フリートーク」だけを続ける:同じ話題と同じ間違いをくり返し、伸びている実感がなくなる
  5. 入門者が、安さだけで日本語を使わない講師を選ぶ:説明が理解できず、質問もできないまま挫折する(講師の選び分けは日本人講師とネイティブ講師の選び方を参考に)
  6. 手数料・為替・会費を見落とす:表示価格より請求額が高くなる

特に2と4は、講師が良くても防ぎにくい失敗です。同じ講師と一定期間続け、毎回「今日やること」を1つ決めて持っていくだけで、同じ費用でも中身が変わります。

予算別の組み立て方(月3,000円/5,000円/1万円前後)

ここでは、予算ごとの組み立て方の例を紹介します。italkiとPreplyの単価は、計算を分かりやすくするための仮の数字で、1米ドル=約158円(2026年10月20日の三菱UFJリサーチ&コンサルティングの仲値 158.61円をもとに概算)で計算しています。実際の価格・為替レート・手数料は、講師のページと支払い画面で確認してください。

月の予算組み立て例月の回数と時間ポイント
3,000円前後italkiで30分8米ドルの講師を月2回(約2,500円+手数料)隔週・30分レッスンの間の2週間は独学で文法と単語を進める
5,000円前後italkiで30分8米ドルの講師を週1回(約5,100円+手数料)/Preplyで50分1,250円の講師の最少プラン(5,000円+手数料・税)週1回30分、またはPreplyなら25分×8回同じ講師と曜日・時間を固定する
1万円前後ECCオンラインレッスンの月2回プラン(8,360円)+独学/italkiでプロ講師60分15米ドル×月2回と、コミュニティチューター30分8米ドル×月4回(約9,800円+手数料)月2回25分、または月6回日本語での質問と会話練習の役割を分ける

月3,000円前後:独学が主役、レッスンは「確認の場」

2週間分の独学で覚えた表現をレッスンで使い、直してもらう形にすると、隔週でも積み上がります。この記事で比べたスクール型(ECC・NOVA)は月の最低料金がこの予算を超えるので、マーケットプレイス型で考えるのが現実的です。italkiの30分レッスンは講師によって出していないこともあるので、プロフィールで確認してください。

月5,000円前後:週1回を固定して習慣にする

週1回のペースなら、習ったことを忘れる前に次のレッスンが来ます。Preplyの定期プランなら、50分4回を25分8回に分けて週2回の短いレッスンにもできます。どちらにするかは、集中力と生活リズムで選んでください。

月1万円前後:日本語の説明と会話練習を組み合わせる

日本語で質問しながら決まったペースで進めたい人は、ECCオンラインレッスンの月2回プラン(25分×2回・8,360円)に独学を足す形が分かりやすいでしょう。公式サイトに掲載されている受講時間帯は平日の夜だけなので、生活に合うか確認してください。マーケットプレイス型なら、文法の疑問を解消する回と、話す練習の回を分けられます。

短いレッスンを多く受けたい人は、NOVAの新・お茶の間留学(スペイン語は月11,550円〈税込〉〜、別途月会費・教材費)も候補ですが、総額は会費を含めて確認してからにしましょう。リンク先は英会話のページなので、スペイン語はページ内の「多言語」から選んでください。

独学教材と組み合わせて「レッスンの1分」を濃くする

費用を抑えるいちばんの方法は、レッスンでしかできないことにレッスンの時間を使うことです。説明を聞くだけなら、本や動画でも代わりができます。

独学でやることレッスンでやること
発音のルール、動詞の活用、基本の文法覚えた文法を使って話す
単語・フレーズを覚える自分の言いたいことが伝わるか試す
聞き取りの練習間違いを直してもらう、自然な言い方を聞く
分からない点をメモするメモした疑問をまとめて質問する

レッスン前後に、次の3つをするだけで効果が変わります。

  1. レッスン前に、話したいことを3文書いておく(例:週末にしたこと)
  2. 質問を1つだけ用意する
  3. レッスン後に、チャット欄の修正をノートに写す

レッスンの最初に、こう伝えてみてください。

  • Hoy quiero practicar el pretérito indefinido.(今日は点過去を練習したいです。)
  • El fin de semana fui al cine con mis amigos.(週末、友だちと映画に行きました。)
  • ¿Me puede corregir por el chat, por favor?(チャットで直していただけますか?)

独学の順番はスペイン語の独学ロードマップ、教材選びはスペイン語の参考書おすすめでまとめています。

安さ重視でオンラインレッスンを選ぶのが向いている人/向いていない人

マーケットプレイス型(italki・Preply)で費用を抑える

向いている人

  • 自分で学習計画を立て、独学と組み合わせられる人
  • 体験レッスンで講師を比べ、自分で選ぶのが苦にならない人
  • 予算に合わせて、月ごとに回数を調整したい人

向いていない人

  • 講師を探して比べる手間が負担に感じる人
  • 料金を毎回計算するより、決まった総額で払いたい人
  • 何から始めればいいか、運営側にカリキュラムを決めてほしい人

スクール型(ECC・NOVAなど)を少ない回数で使う

向いている人

  • 日本語のサポートや、決まった教材・カリキュラムがほしい人
  • 料金が月単位で決まっているほうが安心できる人

向いていない人

  • とにかく25分あたりの費用を下げたい人
  • 受講できる曜日・時間帯が、サービスの開講時間と合わない人

まとめ:まずは体験レッスンで「続けたときの25分あたり」を計算しよう

スペイン語のオンラインレッスンを安く続けるコツは、次の3つです。

  • 1回の料金ではなく、**レッスン時間と会費を含めた「25分あたり」「月の総額」**で比べる
  • マーケットプレイス型は、体験→単発で数回→まとめ買いの順で、失効や精算のロスを防ぐ
  • 文法や単語は独学で進め、レッスンは話して直してもらう時間に使う

次の行動は1つで十分です。italkiで、タイプの違う講師を2〜3人選んで体験レッスンを予約し、それぞれの通常レッスンの価格から「25分あたりの費用」を計算してみてください。料金や条件は変わることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の情報を確認しましょう。

主な出典(2026年10月23日確認)

この記事を書いた人:マリアナ

スペイン語・日本語バイリンガル講師

ペルー出身、東京在住26年。日本語話者にスペイン語を、スペイン語話者に日本語を教えています。大学在学中には、ペルーへ留学する学生にスペイン語を指導しました。「教える側」から見た、伸びる人の共通点と遠回りしない学び方を発信しています。

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